その他  廃鉄道集 奥羽本線旧今宿隧道 2

 

 

 

足下よりはむしろ頭上に注意しながら坑内へ進む。

 

落下しそうなコンクリート板が見える

 

 

坑口付近の壁面

 

 

 

進むにつれて深まる闇

 

 

  

         

坑口を振り返る

 

 

 

  

坑内電話の跡か

 

 

 

    

 

 

退避坑は全て西側にあり、50m程度に一つの割合で見受けられた。

 

 

    

 

 

 

      

壁面の様子が変わる

 

 

 

    

薄く吹き付けられたコンクリートが剥がれ落ちていた

 

この辺で闇の奥にいる動物と遭遇する。画像ではフラッシュ使用のため明るいが

実際は懐中電灯の明かりしかないため瞬時の確認はできない。目を凝らすと

狸のようだった。懐中電灯で照らすと怯えながら小走りに端の方を坑口方面に

逃げていった。安眠の邪魔をしてしまったようであった。巣のようなものは

見つからなかったので、定住しているわけではないようだ。

 

熊でなくて良かったと思う。

 

 

閉塞地点到達

 

 

 

コンクリートによる完全封鎖

 

入坑より250mを過ぎたあたりかと思われる地点で完全封鎖を確認。

廃棄する隧道に対して律儀すぎるほどの封鎖方法である。

土砂による埋め立てを予想していただけに、この封鎖の様子を見て

「さすが旧国鉄」と変な感心をしてしまった。

壁面の上部に反対側坑口と同様の処理が見られることから、ここは

ほぼ旧坑口付近と見てよいだろう。Nicht eilenさんの資料では

全長301.8mということになっており、封鎖された地点から間もない

ところに出口があったことは間違いないようだ。

 

 

  

左端に垂れ下がる電線の先端には家庭用100vコンセントが付いていたようだ

 

 

 

    

暗闇の中を出口に向かう

 

入るときには気づかなかったが、坑口の明かりを背景にコウモリが飛び交う姿が見えた。

黙ってみているとそのうち頭をかすめるほど近くまで飛んできて、また坑口付近に舞い戻る。

不審者を調べている、ということなのだろうか。

コウモリの舞

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坑口に戻る

 

 

 

  

坑口前の様子

 

盛り上げられた土砂は、廃線時の処理であろうと思われる。県道に隣接するため

勘の悪いドライバーが誤認してトンネル方面にハンドルを切るということを防ぐ目的であろう。

 

 

    

路盤跡には大きな樹木も生育している

 

以下次回へ

 

 

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