その八  旧鬼坂隧道(鶴岡市〜温海町)

 

後三年の役で源義家が窮地に陥ったとき、どこからともなく現れた鬼神が義家を救ったと伝えられる鬼坂峠。

ここに掘られた新旧2本の隧道は変わった位置関係にある。新隧道は南北にのびているが、地図上で見る

旧隧道はその上に重なり、東西に横たわっている。1991年に現隧道が開通するまで使われていた旧隧道を訪ねた。

 

東口

   

新旧道分岐点 通行止めの表示があるが通れる          暗い坑口が見えてくる

 

 

    

       しかし近づくと閉塞されていることに気づく       残念ながら内部を伺うことはできない

 

 

     

         銘標は左から書いてある 昭和26年竣功             ガードレールが設置してある

 


 

西口

隧道が閉塞されているため、一旦新道に降りて現トンネルを通過し、反対側に向かう。

 

  

舗装は残っているが路端は草で埋まる           西口が見えてくる

 

こちらも完全閉塞されているが坑口の形はわかる

 

長さは289mもあるが、幅が3.5mと狭小であったため自動車のすれ違いに難を生じ、放棄された。

同時に、両坑口に通じる区間の道も廃道となっている。(坑口まで自動車での通行は可能である。)

 

 

(topに戻る)