その他 廃鉄道集 奥羽本線旧猿羽根第一隧道
獣道状になった旧軌道跡を辿っていくと、遠くに見える穴とその手前に屹立するあばらのようなアーチが眼に入る。
近づいてみると古いレールを利用した骨組みの、かつてスノーシェードだったのではないかと思える構造物である。
様々なものに覆われて坑口がはっきりしない
スノーシェード跡と思われる残骸
旧猿羽根第一隧道芦沢側坑口
鉄材には古レール利用と思われる部分がある
傷みの大きい坑口付近
壁面からの漏水のため、煉瓦が大きくゆるみ崩れている。
崩れた煉瓦は坑床に積もり、隧道の余命が残り少ないことを伝えているようだ。
坑内から見た芦沢側坑口 待避坑跡は良好に残存
舟形側坑口も崩壊が進みつつある
坑内の状態の割に坑門の状態はよい
旧猿羽根第一隧道舟形側坑口
旧猿羽根第一隧道 136.8m (2003.4)
地下水が内部から、徐々にそして確実にこの隧道を自然に還そうとしている。
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