その他  廃鉄道集 奥羽本線旧猿羽根第三隧道

 

 

短い第二隧道を出て、高見から現役の線路を見下ろすと間もなく枯れた藪を越え、第三隧道の坑口にたどり着く。

 

    

軌道跡はこの時期はわかりやすいものの 夏期には背丈を超えるような猛烈な藪に没する

 

 

 

    

                 隧道を背に芦沢側を望む                      旧猿羽根第三隧道芦沢側坑口

 

 

    

坑門の様子

 

坑門には大きな亀裂が散見される他、白化が進み、地下水に浸食されている様子がうかがえる。

隧道群のうち最も状態が悪く、崩壊閉塞も近いのではないかと思われる様相である。

 

                              

足下は泥の海

 

坑口付近は流出する地下水、泥流の影響もあり雑草が繁茂することもない。

 

   

床面も壁面も まだらになっている

 

内部には、異常なほどのまだら模様が見受けられ、かなりダメージの度合いが進んでいることを

窺わせている。壁面からの出水のため、足下は泥と水が支配する状態となっている。

両側の壁面からは更に大小の崩落もあり、コンクリートの被覆が剥がれ、明治時代の煉瓦がむき出しに

なっている箇所もある。また、その煉瓦さえ崩れ落ちているところも多く、ここ数年の劣化が顕著である。

 

   

剥落した壁面と水の溜まっている床面

 

 

   

天井 壁面も濡れて光っている

 

 

   

 

   

 

崩落した瓦礫はいずれも湿っており、地下水の影響による劣化であることがわかる。

 

   

                 劣化が進む壁面                     内部より舟形側坑口を望む

 

 

   

 

                    

舟形側坑口の様子

 

 

  

旧猿羽根第三隧道   263.7m  供用開始 明治35年

 

ここ数十年、手入れされることもないまま百歳を越えた隧道はそろそろ寿命が尽きかけているものと見られる。

内部通過による五本の隧道の探索はほぼ限界に近づきつつあるため、あまりお奨めはできない状態といえる。

 

 

    

隧道を出たあとはのどかな農村風景が広がる

 

夏期、隧道群をこちら(舟形)側から探索しようとした際には、すさまじいばかりの藪に追い返され、

               第3隧道の坑口自体も視認できず、たどり着けなかった。

 

 

    

以前の踏切は廃止され 現隧道の上を越える道が開かれていた

 

 

     左:隧道群方面      右:猿羽根峠越え   

(2003.4探索)

 

 

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