日本全国隧道リスト
ここに掲載するリストは昭和42年3月31日現在のものです。
日本全国の主な隧道をリストアップしているはずですが、当時は手作業集計の為もれているものも少なからずあり、全ての隧道リストとまでは言えないようです。
更に、沖縄がアメリカ占領下で返還されていない時点のものなので沖縄県はリストの中にありません。
また、昭和42年以前に廃止されたものは掲載されていないのですが、廃隧道そのものは現存する場合があるので注意が必要です。
このリストは、埋もれている廃隧道を再発見していただく為の手がかりとして公開するものです。下記の例を参考にして各地の廃隧道を発見していただけることを期待します。ただ、廃道になって長い年月を経た隧道(トンネル)のなかには危険を伴うものもありますので、自己の判断、責任で安全な行動をとるようお願いします。
1.リストと現地図を照らし合わせる。
○リストには名前があるが、現地図には無い場合。
a.隧道及び周辺の道路が廃道になり、現道周辺に埋もれている。
b.切り通しになり、隧道が失われた。
○リストの名前と現地図に載っている名前が違う。
a.別ルートで新道が作られた為、旧道、旧隧道が廃棄された。
b.場所は同じであるが、旧隧道が拡幅工事を受けた。
☆同じ場所の古地図があれば理想的である。
2.現地に行き、現道を確認する。
○現隧道の竣功年がリストより新しい場合。
a.旧隧道が存在し、廃道となっている。
b.場所は同じであるが、旧隧道が拡幅工事を受けた。
○リストの場所に隧道がない。
a.道そのものが変更され、旧道が廃棄された。
b.切り通しになり、隧道が失われた。
☆地元の老人に聞くとその存在が確認できる場合があり、可能であれば必ず聞くことが重要です。
旧、廃隧道が存在すれば、ほとんどの場合聞き込みで所在が確認できます。
いずれも aの場合を想定し、あきらめず探索をしていただきたいと思います。
多額のコストをかけてまで廃隧道を消去するメリットはあまりない為、残っていることが多いものです。
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