朝日村大網から八久和ダムに入る道には、かつていくつかの古い隧道があった。しかしそれも80年代からの
月山ダム建設工事の本格化に伴って姿を消し、今は湖底に沈んだものと思われる。
今回見つけた隧道は工事以前に通ったものとは印象が違い、その素性は全くわからないがダム増水時には
水没している様子であった。工事に伴い建設されたものか、それ以前からのものか、謎である。
入り口は封鎖されている
ここからは徒歩で数分下ることになる。
北側坑口 扁額らしいものは無い
手がかりがないため隧道名、竣工年とも全く不明である。
坑内より北側を望む 八久和ダムに続く現道は遙か頭上
隧道南側坑口遠景
水没しているもう一つの隧道
隧道北側を眺めると、半分水没しているもう一つの隧道が目に入った。
いずれダムがその役目を終えたとき、水底に消えた集落や道は再びこの世に姿を現すのであろう。
(2002.6調査)