その十二  御所山隧道(第一、第二)3

 

第二隧道

 

第一隧道を越え、約10分も歩くと、今度はずいぶん縦長の坑口が見えてくる。

名勝材木岩と同じ、柱状節理の岩肌をくりぬいた坑口の高さは5m近くもあり、

                     一般国道のトンネルにさえ匹敵するものである。

 

 

 

縦長の坑口が見えてくる 入り口の小山は残雪

 

  

頭上からは いつ岩が降ってもおかしくない

 

山の会が設置した案内板 洞床に落ちていた

 

表示にあるとおり、御所山荘からここまでは、徒歩30分ほどである。

 

    

坑内には大小無数の落石があり その分さらに天井が高くなっている

 

    さらに奥に進む     

 

      

反対側は坑口の形がだいぶ異なっている

 

     

このような巨大な落石が頭上を襲わないことを願うばかりである

 

 

元は昭和18年に敷設されたブナ林切り出し用の森林鉄道だったということで、隧道の竣工もその当時

であっただろうという回答を東北森林管理局より得た。鉄道は昭和33年には撤去され、軽車道となり

              さらにその後拡幅され昭和38年に林道になったとのことであった。

近年は登山道となっているが、現在の道の状態は安全な通行を保証できるようなものではなく、

事実上の廃道といえる。二つの隧道とも常に落石の危険があり、その迫力のある姿を見るには

それなりの覚悟も必要といえそうである。近い将来さらに道の崩壊が進めば永久に山中に閉ざされ、

               幻の隧道となる可能性もある。

 

 

 

(topに戻る)        (前ページへ)