朝日町宮宿と、白鷹町荒砥を結ぶ国道287号は最上川沿いに延びている。その最上川に注ぎ込む小河川を
国道287号は橋で跨ぎながら行くのだが、現道が整備される前の橋が道の横に放置されている箇所がいくつかある。
費用をかけて取り壊すまでもないということであろう。
不動沢橋
道路横に不動尊があり その前に橋が架かっていた
不動の瀧 橋上の状態
橋の上は今回は何とか徒歩で渡れたものの、植物の根が張り、夏期には歩けないだろうと思われる状況である。
枯れ葉の中からわずかに覗く親柱 画像では読みとりにくいが「ふとうさわはし」
瀧の水が橋の下をくぐって行く 昭和八年の文字が見える
崩壊の危険もある 国道横に放置
旧滝見橋
不動橋から北へわずかのところに、同様に草に埋もれた旧滝見橋がある。
目を凝らせば橋とわかる
現滝見橋 昭和46年竣功
現在の橋の竣功年から、旧橋は昭和8年〜46年までの38年間使用されていたことがわかる。
橋上の様子 廃止以来毎年積もった草木が厚く堆積している
堆積物と積雪が高欄以上の高さとなる
国道287号 親柱はなく高欄のみである
深く、草木に呑まれながらも現道に寄り添い、見守り続ける旧橋たちが
今も287号沿いにはいくつかある。