管野第二隧道
延長26mの第一隧道に続き、81mの第二隧道が姿を現す。
第一隧道同様鋼板巻き
人道トンネルの水抜き穴と出入り口
内部の様子
人道トンネル内部
内壁と隧道外の人道トンネル外壁
第二隧道下流側坑口
こちらにも扁額などは無い
建設時点で坑内の離合などは考慮されなかったらしく、車両は交互通行にならざるを得ない。
待機場所となる第二隧道口外部には余地が確保されてはいるが急角度を描いて隧道口に臨む
ため、この位置から対向車の有無は確認できない。一度隧道口に突っ込み、対向車を確認した時点で後退し、
待機するという場合が多かったのではないだろうか。
隧道口に設置された変わったカーブミラー
人道トンネル外壁の穴
明かり取りの穴なのであろうが、軍事施設の偵察穴にも見える。
建設が終戦間もないこともあり、施工技術にもその影響があったのであろう。
人道トンネル下流側端
人道トンネルは現在はあまり使用されていないようで、内部には廃材が残置されていた。
上空からの第二隧道口
隧道の先は管理施設に続く
隧道から下流側の元県道は、ダム管理施設への通用道として転用されており、
里に下ることは出来ない。これも用済みの後、水没することとなる。
管野、木地山の2つのダムを建設、管理した生命線の隧道は、3つ目のダムの管理施設への通路として余生を過ごしている。
地味ではあるものの3つのダムに関与した隧道は数少ないのではないだろうか。
管野第二隧道 幅3.2m 高さ4m 延長81m 昭和26年