常盤地区内にある現常盤トンネルの西側斜面を登っていくと藪の中に旧隧道が残されている。
新トンネルが高度を下げて建設されたため、拡幅−撤去という形にならなかったらしい。
旧常盤隧道南口 旧常盤隧道北口
坑口はガードで覆われているほか、コンクリートで閉塞されているため内部の様子は窺えないが、
幅、高さとも狭小であり、自動車の通行にはかなり無理があるように思われた。
南口、北口周辺は畑となってしまい、以前公道として使われていた面影は失われつつある。
元住民の方の話によると、明治36年に供用が開始されたという。