老朽化が進んでいても生活上の必然性、経済上の理由などから現役で使われ続けている隧道も多い。ここではその一部を紹介する。
朝日村落合から荒沢ダムに至るまで3つの隧道を通ってゆく。いずれも自動車のすれ違いには
困難を伴う幅員である。落合側から順に荒沢(682m)、笹根(425m)、大鳥(141m)
となっている。大鳥のみ昭和30年、他は29年の竣工である。
荒沢隧道落合側 内部
荒沢隧道大鳥側
笹根隧道落合側 扁額
笹根隧道大鳥側 大鳥隧道落合側
大鳥隧道大鳥側 ここの扁額だけは右から書かれている
(注)大鳥隧道は、2001年新大鳥トンネルの開通により現在は廃道である。
朝日村米の粉の滝付近で見つけた素堀隧道。かつて自動車も通っていたらしい。
下の画像は1990年当時の撮影
梵字川に沿って八久和ダムにつづく道に計三本有ったのだが、月山ダム工事の車両通行に
使われるに伴い、下の二本は撤去または拡幅され、原形をとどめていないものと思われる。