その一  滝岩上橋 杭甲橋 烏川橋

 

ともに旧13号線、万世大路に残る橋である。滝岩上橋は明治10年の竣工時には滝の岩橋の名で

架けられた石造りの眼鏡橋であった。その後昭和7年に架け替えられたコンクリート橋が旧栗子隧道山形側に残っている。

 

       

                           滝岩上橋                                        親柱

橋を越えてわずかの区間は自動車も通れるが、それ以降は深い藪に阻まれ徒歩に頼るほかない道となる。

滝岩上橋の全長は約27m、幅は7mとなっている。

 

 


 

杭甲橋(きこうはし)は万世大路福島側に位置し、やはり明治10年に先代の橋が架けられている。

その後昭和10年に現在のコンクリート橋に架け替えられた。当時の工事費は約七千円と記述されている。

近くに同様の作りで大平橋も現存する。こちらの工費は約一万五千円であった。廃道になって三十年以上

経つため、橋以外の路面はすでに草や樹木の生い茂る状態となっており、橋上が丁度休憩場所となる。

 

杭甲橋

杭甲橋  全長12m 幅6m         大平橋  全長23m 幅6m

 

 

烏川橋の欄干はボロボロの状態

 

 

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