泉田川に架かるコンクリート橋。歩道用としてなのか、撤去費用不足のためか現橋と並行して残されている。
竣工年は昭和9年ということで欄干にもかなりの崩れが見受けられる現状である。
1995年
橋上の様子 車両は通行止め 立派な橋脚が並ぶ
石垣は崩れていない 風化の進む親柱
現在は、このような状態で侘びしさを醸し出してはいるが、竣功当時ははるばる遠くから徒歩で見学に来る人も絶えないほどの美観の橋として有名であったという。
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2004年
南を望む
全般に高欄、親柱の傷みは進んでおり銘標も残っていない。
過加重防止のため、車両は通行止めになっている。
高欄は低く、破損しているため別の柵が追加されている。
旧橋から望む現在の橋
新庄側親柱
この橋が現在も残っているのは新庄市が新幹線工事をはじめとした事業による膨大な
負債を抱えていたことによるものかもしれない。財政が回復し、撤去費用が捻出できるように
なったとき、この橋は姿を消すのであろう。
旧泉田橋 昭和9年(1934)