国道112号線朝日村大網地内、米の粉の滝ドライブイン付近にある大網橋に並行して旧大網橋が残されている。
この橋は現橋より10m近く低い位置にあるため、現橋を車で通過する際にその存在に気づくことはまずない。
米の粉の滝ドライブインに車を止め、徒歩で橋に降り立つとドライブインから見るより良い角度で滝が望める。
橋上の様子 右は現橋 橋上より米の粉の滝を望む
昭和34年竣工
自動車が余裕を持ってすれ違うには狭く、112号が月山道として改修されるに伴い、廃棄されたと思われる。
朝日村落合地内で112号線が大鳥川を越える際、現道の脇に立派な水色のアーチを持つ橋があるのが見える。
これが旧名川橋である。現橋があまりに素っ気ないため旧橋が目立つ。この橋は国道としての役目は終えたものの
封鎖されているわけではなく、地域の人が橋上を駐車場にするなどして利用しており、立ち入ることができる。
橋上は駐車場として利用(上) 立派な鉄骨組み
旧道との接合は急角度(下)
親柱 昭和6年竣工
竣工は昭和6年と意外に古いが状態はそう悪くないように思われる。おそらく道路への取り付けが
急角度であることから廃止されたものであろう。
この橋のわずか上流に「へぐりのまんぼ」と呼ばれる洞窟群がある。ついでに見学するのもおもしろい。(長靴、懐中電灯要)
へぐりのまんぼ