米沢市上新田の奥羽本線沿いに並行した道があり、道が水路を越えるところにこの橋が架かっている。
取るに足らないような水路を跨ぐ橋であるが、橋名はしっかり付けられていた。
「馬橋」---付近に高畠町馬頭という地名もあるとおり、古くから馬の生産に関わる
地区でもあったのだろう。農耕や輸送に馬が使われていたのは意外に最近まで
(昭和30年代)であり、馬は人々になじみのある主な動物であった。
陶板の銘標は竣工年の部分が消えかかっており、人目では判読しがたいが
どうやら「昭和参年九月竣功」と記されているようである。
取り立てて優美な装飾もない橋であるが、数知れない車を通し、馬を通し
1928年からの80年あまりを経過して更に役目を継続する働き者である。
昭和3年には、歴史上でいえば満州での 張作霖爆殺事件 や昭和天皇の即位の礼が
あった。それからずっとこの豪雪の地にあったわりには、残存状態は良好な部類といえる。
馬橋 昭和3年竣功
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