76.せん志ん橋(天童市)

 

 

 

最上三十三観音の一番札所、若松観音への参道の上り口は車道と古参道の

二つに分岐している。古参道のはじめには石碑が建ち並び、目立たぬ橋が架かる。

 

 

 

 

杉の大樹と石碑に馴染む古い橋の向こうに機械小屋が見えるのが興醒めであるが

そもそも古参道とは別に車道を切ったおかげでこの橋が残ったのであるからそれくらいは

やむを得ないとせねばなるまい。また、古参道に馴染んでいるとはいっても架橋時代は

昭和と思われ、親柱、高欄、橋上路面とも全てコンクリート製の橋となっている。

 

 

    

 

「天童 若松線」の路線名が書いてあるところから、純粋な宗教橋ではなく元々が公道の橋であったことがわかる。

 

 

 

 

    

 

「せん志んはし」の橋名は、若松観音への参道であるところから平常表記にすれば

「洗心橋」となるのであろう。この銘標と「天童若松線」のものだけはほぼ無傷である。

 

 

 

    

 

残りの銘標二枚は完全に失われている。敢えて破壊したとしか思われないような

紛失の仕方でありそのせいで、橋の正確な竣功年度がわからない。

 

 

親柱上の装飾

 

 

 

 

橋の先にある風景

 

橋の先は古来の参道であり、車両は通行できない。

 

せん志ん橋   推定昭和初期竣功

 

 

 

 

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