長井市大町通商店街に接する照明で飾られた橋。これはレストアされた昭和初期の古橋であった。
商店街アーチのすぐそば
現在の橋は昭和6年建造のものをリニューアルしたもの。常夜灯は建造時にはあったものの
戦争時に外され、永らくそのままになっていた。現在の常夜灯は1984年の市政30周年で復元されたものである。
栄町と大町の境 木蓮川に架かる
丁寧に再現された常夜灯
高欄と銘標
銘標は金属製のものであるが、昭和59年復元の追記があるので本来のものではない。
元はおそらく陶板製であったものと思われるが改修時に外され、廃棄されたのであろう。
この橋の由来は古く、500年ほど前からの記録があるようだ。以前、広い川幅を持つ
2本の川がこの地点で合流していたことから幅17m、長さ50m程の大橋であったことも
あるのだという。当時の川の形に合わせ橋の形がT字型、すなわち撞木(半鐘を打ち鳴らす
ハンマー状のもの)に似ていたところから撞木橋の名が付いたといわれる。
その後、土橋、木橋など幾代もの架け替えを経て現在のものとなっている。
現在は長井市の名所
この橋の名所たる所以は、夕暮れ時の常夜灯が投げかける柔らかな暖かい光だという。
建設省の「手づくり郷土賞」を受賞した。
撞木橋 昭和6年 (昭和59年改修)
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