51.撞木橋(長井市)

 

 

 

長井市大町通商店街に接する照明で飾られた橋。これはレストアされた昭和初期の古橋であった。

 

 

商店街アーチのすぐそば

 

 

現在の橋は昭和6年建造のものをリニューアルしたもの。常夜灯は建造時にはあったものの

戦争時に外され、永らくそのままになっていた。現在の常夜灯は1984年の市政30周年で復元されたものである。

 

 

栄町と大町の境 木蓮川に架かる

 

 

 

    

丁寧に再現された常夜灯

 

 

 

 

   

高欄と銘標

 

銘標は金属製のものであるが、昭和59年復元の追記があるので本来のものではない。

元はおそらく陶板製であったものと思われるが改修時に外され、廃棄されたのであろう。

 

この橋の由来は古く、500年ほど前からの記録があるようだ。以前、広い川幅を持つ

2本の川がこの地点で合流していたことから幅17m、長さ50m程の大橋であったことも

あるのだという。当時の川の形に合わせ橋の形がT字型、すなわち撞木(半鐘を打ち鳴らす

ハンマー状のもの)に似ていたところから撞木橋の名が付いたといわれる。

その後、土橋、木橋など幾代もの架け替えを経て現在のものとなっている。

 

 

現在は長井市の名所

 

この橋の名所たる所以は、夕暮れ時の常夜灯が投げかける柔らかな暖かい光だという。

 

建設省の「手づくり郷土賞」を受賞した。

 

 

撞木橋  昭和6年 (昭和59年改修)

 

 

 

 

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