山辺町大寺地区の小鶴沢に沿って、山形朝日線が通っているが、その旧道付近には
いくつかの橋が架かっている。八幡橋もそのひとつであるが、濃い緑の中、この橋は
白く映え、その存在を強調している。
橋上より見た小鶴沢川
地図上では小鶴沢川となっている川の名前が、銘標の河川名では
小鶴川となっている。この程度の名称違いは時々見られるのだが、
銘標への記入の際には余り厳密にはチェックしないのだろうか。
欠損した銘標もあり竣工年が表記されていない
親柱には強引に金具をつけて高欄を補強しようとした様子や、白ペンキを
塗りたくって目立たせようとしたような手荒い扱いの痕が目立つ。
設計年度の古さから高覧の高さは不足しており、橋の外側にさらに柵が設置されている。
銘標は塗りつぶされてはいないものの、周辺はかなりいい加減に塗られた様子がわかる。
地元の住民くらいしか利用しない
銘標の様子から、竣工は昭和中期と思われるがデザイン的にも特筆すべき点は無く
本来なら銘標を省略されてもおかしくない程度の生活橋である。今後も改造、補強を
繰り返しながら長く使われそうな様子であった。
八幡橋 推定昭和中期竣工
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