「平塩山邉停車場線」 寒河江と山辺をつなぐ旧道に残る昭和初期の橋。
この路線には多くの旧橋が残っており、昭和初期の多様な形式の橋の宝庫となっている。
大寺の住宅街にある
かつての幹線道路も今は住宅街の通路に過ぎず、交通量は極端に少ない。
橋の寿命延長には好条件である。
補修や補強が各所に見られる
山中の古橋と異なるのは、人の住む場所にあるために劣化に応じた補強が
為されていることである。コンクリート高欄上辺が風化すれば新たにコンクリートで
補修し、高欄の低さが時代に合わなくなればパイプで嵩上げをする。
戦前の橋の中には、危険な場所にあっても通行者が転落しかねないほど
高欄の低いものがかなりあり、この橋もその一つである。
竣工年銘標はよく残っている
平仮名橋銘標
各所に細かな破損は見られるものの、年式を考えると保存は良好な方である。
4本のパイプで安全を確保
破損している銘標は1枚
残念ながら漢字の橋銘標だったと思われる1枚のみは最下部に「橋」の字を残してほぼ失われている。
路線名表記は残っている
下部周辺も補強された
大寺橋 昭和4年竣工
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