86.大網川橋(山形市)

 

 

 

山形市山家の住宅街の中に短い古橋がある。

目立つこともなく、しかし無くてはならずといった生活必需橋としての存在である。

 

橋長3m余り

 

 

  

親柱と銘標

 

  

 

銘標は平仮名表記のものを除いては破損がない。漢字表記の橋名だけが

特段に迫力のある字で書かれており、同一人の筆記によるものか疑問。

 

 

 

 

高欄や親柱の意匠が平凡なため、銘標がなければ誰もその存在は

意識しない。けれどもこの橋の役割としてはそれでいいのだと思う。

 

 

  

川というにはあまりにも流れがない

 

 

 

子供たちも多く通るため、危険防止のための看板が多い。

 

 

  

 

 

老朽化のためこの橋が撤去され、更新されたとしても工事中に通りかかった人以外は

その更新にさえ気づかないであろう。そんな存在の橋である。

 

 

大網川橋  昭和30年竣工

 

 

 

 

 

 

 

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