小国側坑口
国道113号飯豊〜小国間で最も名の知られた宇津トンネルは他の多くのトンネルに先駆けて新トンネルに付け替えられた。
現在のトンネルよりやや高い位置にあった旧トンネルは廃棄され封鎖された。
道には草が生えている トンネル手前の宇津橋
宇津橋からトンネル西口を望む 道路状況表示盤も放棄
入り口には柵が施され 立ち入りは制限されている
主要国道のトンネルとしては高さ、幅ともに不足していた
昭和42年竣功にもかかわらず平成3年には廃止されてしまった
現役道にも見えるが手前の道は草に没している
昭和30年代まで使われていた道があまりにも貧弱だったため(参照 片洞門)、宇津トンネル建設当時は
この高さ、幅で充分と判断されたのだろう。その後、物流が鉄道中心からトラック運送に移るに従い、大型
トラックがすれ違うには狭く、危険であることが露見する。もう少し広めに設計してあればこれほどの短命に
終わることはなかったであろうが、当時の技術では、ここの地質に大断面のトンネルを掘るのは難しかったのだという。