山形市風間地内の山形−山寺線が菰石川を越えるところに新菰石橋に並び旧橋が残されている。
新旧橋が並ぶ
すぐ脇で鉄道橋梁の工事中
新橋にバトンタッチ後は徒歩通行者の通行に補助的な役割を果たしていただけであったが、
工事中は関係車両の駐車場としての役割も受け持っていた。
各親柱と銘標は全て保全されている
高欄の意匠に特徴はない
親柱、高欄とも簡素な造りである。竣功当初は田舎の埃道に過ぎない
扱いであったため、当然の如く設計も簡略化されたのであろう。
橋のすぐ横には延命水神があり、今は水車小屋も付随している。
ここに来る人にとっては菰石川橋は現役の橋ということになる。
現橋が架かった平成11年、新橋の命名を誤ったか省略したかは不明であるが
菰石川橋の跡継ぎは新「菰石」橋となった。川の字が抜けているのである。
通常「新」を名乗る場合は旧橋の名をなぞるものであるがそうはならなかった。
新橋の表記
県都山形と観光地山寺を繋ぐ道といえども観光シーズン以外は
それほど交通量があるわけではない。たまにバスが通るにしても
この橋で充分であったのだ。
菰石川橋 昭和6年竣功
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