37.佐渡橋(朝日町)

 

 

 

朝日町三中地区の住宅街に有る小橋。大幅に補修されているため、古橋であることには気づかない人も多かろう。

高欄、親柱など、目につくもののほとんどが新造である。

 

 

一見最近造られた橋

 

 

 

銘標のない親柱もある

 

 

 

  

左右高欄

 

しっかりした親柱と金属製の高欄を持ったこの橋がどうして古橋なのか。

 

その答えは足元にある。

 

旧高欄

 

高欄というにはあまりにも低いが、明らかに時代の違う部分が埋もれるようにして

幽かにアーチをのぞかせている。おそらく数度に亘る舗装の堆積が本来の高欄を

ここまで埋もれさせたのであろう。この小アーチのデザインは、

昭和一桁からせいぜい十年代までのものと見られる。

 

ここまで新しくするのなら、旧高欄まで撤去してしまいそうなものだが、ここでは

それは実行されなかった。あくまで改修ということだからだろうか。

 

 

     

銘標の表示は橋名のみ

 

 

後補の親柱には竣功年、河川名などは略され橋名のみの銘標が取り付けられている。

正確な竣功年は伺い知ることができなかった。旧高欄に遠慮してか、改修年さえ記されなかった。

 

 

佐渡橋  橋名の他詳細は不明

 

 

 

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