56.東新町橋(鶴岡市)

 

 

西新町橋に対応して東新町橋も存在した。西新町橋は西大海橋と同じ青龍寺川の若干

南方に架かる橋であるため16mを超える橋長があるのだが、東新町橋は東大海橋同様

小堰に架かる橋であるため、3m程度の全長しか持たない目立たぬ小橋である。

 

 

    

短い橋ながら 高欄に若干の意匠が見られる

 

 

  

浅い堰に架かっている

 

建造は昭和初期(五年)。西新町橋ほどの装飾はないが破損は少なく、それほどの古さには見えない。

両側高欄、親柱とも当初のものであろうが、おそらくは北側のものは道路拡張に伴って移設されたものと推定される。

 

 

     

銘標にはひびがあるが欠けてはいない

 

 

僅かこれだけの橋長

 

 

 

80年ほども前の文字が未だはっきり残る

 

近辺は寺が多い地域で、橋脇の光安寺をはじめ、大督寺、安国寺、禅源寺ほか

多数が密集している。そのためか、大通りでありながらも醸す雰囲気は落ち着いている。

 

 

  

消火栓も年代物

 

 

東新町橋 昭和5年竣功

 

 

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