赤倉温泉と並ぶ最上町の看板、瀬見温泉。
瀬見温泉街は狭小路であるため、国道47号線は小国川対岸を迂回している。
その47号線から分岐し、温泉街へ続く道の入口に一ノ澤橋が架かっている。
国道47号は赤い弁慶大橋で温泉街を迂回
西側親柱
東側親柱
一ノ澤
橋が跨いでいる一ノ澤は既にコンクリートで固められていた。
親柱上部の損傷状態
先代は木橋であったが、この橋は永久橋として期待され、コンクリート施工で姿を現した。
それから80年近く豪雪のこの地で風雪に耐え、現代にその姿を残している。
昭和初期の竣功でこの程度の損傷であれば、豪雪地としては良好な方であろう。
昭和初期の洒落たデザイン
橋の付近は墓地
六地蔵
瀬見の入口としての橋の役目は、沢を跨いで生きた人を渡すことのみならず、
死者をも迎え入れ、この地に安置することでもあった。生前この橋を渡った人々が
死して再びこの橋の上を通って埋葬される。橋は住民の生と死を見守ってきた。
一ノ澤橋 昭和5年竣功
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