その九  現役の古橋 2  NEW!萱場橋 一部破損

 

日向橋 (山辺町)

 

作谷沢−山辺線と呼ばれる道には昭和初期の橋が多く残る。その中で最も上質な作りを見せているのが日向橋である。

さほど大きな川に架かっているわけではないが、立派な親柱が与えられており重厚な雰囲気である。残念なから銘標の

    一部が欠けており、正確な竣工は定かではないが、昭和一桁ではないかと思われる。

 

 

  

              厚みのある側面                   橋上を猫が散歩する

 

 

良質なデザインの親柱

 


 

ひらあい橋  (山形市村木沢)

 

漢字名はわからない。ただ愛嬌のある平仮名で「ひらあひはし」と書いてある。小さな親柱に不釣り合いなほどの大きな銘標が印象的である。

 

 銘標の保存は良好である

 

  小さなのどかな橋

 

萱場橋  (山形市村木沢)  NEW!一部破損

 

これもひらあい橋同様の地味なデザインである。昭和6年竣工。

 

   

控えめな存在感

 

  

萱場橋 北側より                 南側より 向かって左が破損した親柱

 

最近まで親柱4柱とも健在であったが、2001年9月頃、南側のひらがな橋名柱の上部が

大きく破損した。故意か事故かは不明だが、その後、補修はなされていない。

 

  

辛うじて銘標は残った                    銘標の厚さがわかる

 

破損した親柱の上部が置かれている

 

藤沢橋  (山形市村木沢)

 

同じ路線の同時代の橋であるが、ここだけは銘標が銅板浮き彫りである。

 

昭和4年竣工のわりに傷みが少ない

 

一般にこの旧道沿いの橋は更新されていないものが多く、過去の雰囲気をよく保っている。これは旧道とは全く別に幹線道を設定した

   事情によるものと思われ、今後も永くその姿を保つことが期待される。

 

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