その九  現役の古橋 4

  

 

     

高瀬川橋

 

荒谷橋から山寺街道を南西に進むと、高瀬川にこの橋が架かる。

 

 

                 

                        高瀬川橋荒谷側                                   大きく欠けた親柱

 

      大理石の銘標には昭和13年竣工と刻まれている。損傷した部分を見ると、大理石は表面だけで芯はコンクリートであることが

     わかるのだが、それにしても戦争直前の時期に立派な作りをしたものである。文字はすべて右書きの彫り文字で控えめな字体である。

 

       

 

         

この二柱は状態がよい

 

昭和13年竣工  橋長 84.2m

 


富神澤橋

 

山形市門伝より東に向かう山形−長井線の橋。欄干は二重のアーチになっており、短いながら個性を主張している。

        隣に富神堰に架かる小橋があり、続く一つの橋のようにも見える。昭和五年竣工。

 

    

埋もれた銘標                 ささやかな個性の主張

 

なお、この橋は、附近の高速道路工事に伴い すでに架け替えられている。(2001年時点)

 

 

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