64.大川橋(山形市)

 

 

 

山形市門伝の山形市立西小学校。その前を南北に走る旧道に昭和最初期のコンクリート橋が残っている。

 

 

 

   

南側二柱: 一柱の名標は失われている

 

 

 

橋の名は大川橋。平仮名表記の親柱名標には「おほかははし」となっており、時代を感じさせる。

それもその筈、この橋の竣功は昭和3年。誕生から実に80年を経ているのである。

 

 

    

シャープな造形の高欄

 

 

住宅地の間を通る

 

 

    

 

    

北側二柱: 昭和三年「架換」となっている

 

 

 

 

   

川端に樹木が茂る

 

 

   

 

 

親柱は簡素なもので飾り気は少ない。高欄の補強として通された鉄パイプは

80年前のものとは思えず後補の可能性を感じさせる。

 

 

  

   

小学生の通学路であるため転落防止の柵が取り付けられている

 

 

橋銘から察するに河川名は大川か

 

破損が少なくまだまだ耐用年数は残存するものと思われる。山形県、市とも財政面の理由から老朽橋の架け換えには

消極的になっており、できるだけ補強で乗り切ろうとしている。あと20年、竣功後100周年は迎えられるであろう。

 

 

大川橋 昭和3年竣功

 

 

 

  topに戻る)      (橋梁topに戻る)  (現役橋topへ) (前ページに戻る)    (次ページへ)