27.幸田橋(寒河江市)
寒河江市中心部の新橋が駅前の交通を支えてきた。新橋という名称はこの橋に対して新しいという意味だったのだろうか。
寒河江駅の移転に伴って今度はこの幸田橋が寒河江駅に面することとなった。しかし、駅前とはいえこの古い橋が今更
新橋に代わる働きを求められることはないだろう。
幸田橋 新橋と同じ沼川に斜めに架かる
現在この先は新寒河江駅になっている。
親柱の様子 川面と橋の間はこのくらい近い
親柱と銘標(橋名、竣工年) 駅側二柱は比較的状態はよい
橋名は「こうだ」ではなく「さちた」と読む。
七十年の歳月を経ている割には欄干も大きく傷んでいるわけではない
二十年近く新しいはずの新橋より欄干の傷みが少なく、補修を受けたか後補のものである可能性を感じさせる。
一方、親柱に関しては銘標が破壊されていたり、親柱そのものが撤去されていたりでこの橋が
それほど大切にはされていない様子をうかがわせている。
北東側の親柱は撤去されている 親柱側面に遠慮なく書き込みがある
北西側の親柱銘標は明らかに故意に打ち割られていた
幸田橋(さちたはし) 昭和八年竣工
topに戻る) (橋梁topに戻る) (現役橋topへ) (前ページに戻る) (次ページへ)